知って役立つ古伊万里用語集     この文字をクリックすると文字の所に行きます

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【も】 TOPに戻ります
餅花手(もちはなて)
中国明時代末期の互須手の一種。器全へ瑠璃釉あるいは茶褐釉をかけて素地を覆い、
その表面に白濁釉で文様を描いたもの。白で表した点の部分が、 節句の時に飾る小枝に刺した餅花のように見えるところからいう。

木瓜(もっこ)
正しくは「もっこう」と発音される紋章の呼び名。
骨董品にあっては皿や盆で木瓜型のものを指していう。

【や】TOPに戻ります
約束(やくそく)
茶道具や古陶磁器等にみられる一種の「きまり」を呼ぶ。古くから伝わるものには、
形態や仕立て方等に一定の法則がある。これを熟知していれば、品物を鑑定するときの目安になる。

役回り(やくまわり)
それぞれの道具が持っている、立場や地位、役割と取り合わせ等々を呼ぶ言葉である。
「役回りがよい、悪い」などと使われる。

柳文様(やなぎもんよう)
比翼文様とも言われる絵で、水辺に家と島を配し中央に柳を描き、上に比翼の鳥を配している。
この絵はイギリスではウエローパーターンと呼ばれ、オランダの銅版画で有名になり、
さらにイギリスやフランスの陶器に広く用いられるようになった。
この図案は中国に伝わる悲恋物語から取られたもので、十七世紀頃に中国を旅した西洋人によって 、
器皿の絵に採用され図案化された。

破袋(やぶれぶくろ)
古伊賀の水差の一種で、下の部分が袋状に膨れていて、
それを床に置いた際に幾筋かの裂け目ができた風情をさしているところから呼ばれている。
藤堂家に伝わったそれが名高い。

【ゆ】 TOPに戻ります
遊印(ゆういん)
書画に捺す落款印章は、通常筆者の姓名や雅号であるが、
この他好みの辞句を印章にして捺印することがある。これを遊印と呼び、 大抵の場合画面の余白部に景色のようにして捺すようである。

釉裏紅(ゆうりこう)
釉薬の下に紅色の文様が発色している磁器のこと。顔料の成分は主に銅系統の化合物で 、
完全に還元焔で焼成されると鮮やかな紅色色を呈する。中国元時代から明時代初期の作品が著名で、
清時代に完成された。

油滴(ゆてき)
中国宋時代の天目茶碗のひとつで、黒釉の茶碗の内外に、油の点滴に似た小斑紋散在する。

【よ】 TOPに戻ります
吉田屋(よしだや)
古九谷の再興をめざして文政六年(1823)に大聖寺藩領内の、九谷古窯の地で開かれた窯。
豪商吉田屋伝右衛門によって経営されてた。古九谷の塗り潰し手を踏襲して、 黄、緑、紫の釉薬で塗り込めて赤を使用しない。

呼び継ぎ
口返の一部を同じ窯の陶片で継ぐことにより、傷気の違和感を少なくする修理方法

【ら】TOPに戻りますに戻ります
落款(らっかん)
書画の末尾や絵画の余白へ、作者自身が製作年月日や雅号姓名などを書き印を捺印すること。
他に書家や文人や高僧などに頼んで、詩文を書き添えてもらうことは、賛(さん)と呼ぶ。

螺鈿(らでん)
漆器に貝の薄片をはめ込んで装飾するもの、一般に薄片を用いたものを青貝といい、
厚片をもちいた物を螺鈿を区別する。江戸職人の技が光る箱類に多く多用されている

【り】TOPに戻ります
輪花(りんか)
器の縁づくりが花弁型をしていることを指す。皿でも鉢でもただ丸型をしているより、
多少の造形があった方が面白く、手も込んでいる。 「リンカになっている」と言われたらば、 多少は上手な作行きを考えてもよい。

【る】TOPに戻ります
擂座(るいざ)
茶入れの口づくりが立ち上がって、その回りに付けられた、
粉々のことを指す言葉。本来は茶入れの一形態の呼称であったが、
これから派生して、焼き物の胴等に付けられた、円形の粒を指す言葉になった。

【わ】TOPに戻ります
和物(わもの)
中国製の品物を唐物と呼ぶのに対して、日本製の器を呼ぶ言葉。 唐物が他品目にわたって使われいるのに対して、 和物は主に焼き物を呼ぶときに使われる。茶道具の世界では和物の茶碗は別名国焼物と呼ばれている。

侘び・さび
わびもさびも、日本の伝統的な芸術、なかでも茶道や俳句などが目指す究極の美的境地を意味しています。
両方ともある種の寂寥感が根底にあり、簡略をよしとし、華美を嫌うという点が共通しています。
わびは、静かに澄んで落ち着いた様子を表すもので、主に茶道を大成した千利休が追求した境地です。
さびは枯れて渋みがあることを意味し、芭蕉の俳句の理想的境地とされました。
彼らは、利害やわずらわしい人間関係から自由となって、自然と一体となった美を追求したのです。

蕨手(わらびて)
曲線の先端が巻き上がっている形を呼び、灯籠の笠や匂欄によく見られる。
近年は蛸唐草文様を蕨手と称することがあるが、この言葉は形態を表す言葉であり、
文様を言い表す言葉ではない。

割高台(わりこうだい)
茶碗の高台をヘラでV字型に割れを入れたもので、名物の高麗茶碗が名高い。
この様な変形茶碗が作られたのは、茶碗を重ね合わせて縄で縛り上げるとき、
一番下の茶碗を割高台にしておくと便利だからだと言われている。

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参考文択 伊万里焼移り変わり(小木一良著) 別冊太陽(株式会社平凡)